スコットランド固有の産業時代のユニット。レンジャーに取ってかわる、強力な偵察ユニット。丘陵または森地形での戦闘時にはボーナスとして 戦闘力+5。

1719年にスコットランドでジャコバイトの乱が起きたあと、イギリス軍は忠実なスコットランドの諸氏族 (キャンベル、グラント、フレイザー、ムンロ) を味方につけ、ハイランド地方の統一を進めながら平和の維持を図った。初期のハイランド連隊は、シックな黒いタータンチェックの服にちなみ、「ブラックウォッチ」と呼ばれた。彼らは鮮烈な赤いベストも着用していたが、これはイギリスへの忠誠を表していた。

イギリスの常備軍の武器はマスケット銃と銃剣だったが、ハイランド兵はもっと過激で、クレイモアと呼ばれる両手剣を振りかざして敵に白兵戦を挑むことを得意としていた。これはおそらく18世紀の戦法としては珍しいものに分類されるだろう。彼らは1745年のフォントノワの戦いにおいて、初めて国外で戦った。その様子を見たフランスの著述家は、彼らを「ハイランドの怒り」と表現し、「嵐に荒れる海よりも激しい戦いぶりだった」と記している。ハイランド兵部隊は今も存在するが、クレイモアはもはや象徴としての役割しか担っていない (はずだ)。