騎兵に取ってかわる、大コロンビア固有の産業時代のユニット。維持コストが低い。隣接するリャネロ1体につき 戦闘力+2。大司令官が退職能力を発動する際、一定の範囲内にいると体力が完全に回復する。

コロンビア東部からベネズエラ西部にかけて広がるリャノ平原では、リャネロと呼ばれる勇猛でタフな牛飼いたちが暮らしている。カリブ海沿岸の豊かな港と地理的に離れているため、リャネロは強い個人主義的傾向と才気に富んだ気質を発達させ、ラテンアメリカ独立戦争時にはどちらの陣営でも騎兵として活躍した。独立派の指導者の1人であるホセ・アントニオ・パエスも元はリャネロで、仲間たちを強力な戦闘部隊に編成し、王党派のホセ・トマス・ボベスが率いるリャネロ部隊を破ったことでよく知られている。

スペイン人入植者が先住民の集落の近くに住み、互いに交流することで独自の音楽や料理、馬術の伝統を持つ新たな社会が形成され、その中からリャネロ文化は生まれた。湾岸部で暮らすエリートたちを嫌っていたリャネロは、当初は説得されて王党派のために戦っていたが、パエスが指揮官になると革命側の強力な戦力となり、ボヤカやカラボボの戦いを勝利に導いた。想像してほしい、燃える草原を駆け抜け、炎と煙で右往左往するスペイン軍に殺到するパエス率いるリャネロ部隊と、数千の蹄が大地を蹴る地鳴りのような音を！