論理的な方法にもとづいて対象者を監視することとそのための技術を、諜報の世界では「監視」と呼ぶ。訓練を受けた監視チームは、隠しマイクによる盗聴や望遠撮影など、良識ある人が聞けば眉をひそめるような手段を用い、離れた場所から対象者を観察する。えてして工作員は監視を逃れるための訓練を受けているが、ひとたび監視網にかかってしまうと、再び姿を隠すことは極めて困難となる。また、敵側の監視チームの存在に気づいたとしても、安心はできない。わざと見つかり、心理的なプレッシャーをかけようとしている可能性もあるからだ。