独立をかけた何度かの戦争で、兵力と武器で勝るイングランド軍に対抗するため、スコットランド軍はシルトロン陣形を考案し、1.8~2.4メートルの槍を用いて歩兵と騎兵の両方を退けた。なかでも1298年にウィリアム・ウォレスがフォルカークで敷いたシルトロンは有名だ。このときのシルトロンは円形だったが、長方形であることのほうが多かった。長方形のシルトロンは、防御だけでなく攻撃にも用いることができたので、大勢のイングランド剣士を押し戻すのに最適だった。シルトロンを最初に攻撃に用いたのは、バノックバーンのロバート・ブルースとされている。これはスコットランド人にとって栄光の勝利だった。以降、直線状のシルトロンは数々の勝利を (そして敗北を) もたらし、ウェールズ人やフラマン人ものちにこの陣形を採用した。