オーストリア=ハンガリー帝国が1864年に自走式魚雷の試作品を開発し、イギリスの技師ロバート・ホワイトヘッドがこれを完成させると、海戦は再び進化を遂げた。この魚雷技術に強い関心を示したのがドイツである。第二次世界大戦中、護送船団システムの普及でUボートの活躍が難しくなると、ドイツの科学者はあらかじめ設定されたパターンに従って進み、燃料が尽きるか何かに命中するまで止まらない新型魚雷を開発した。この魚雷は陣形を組んだ敵船団に対してきわめて効果的だった。次に登場したのは自動的に目標を追う魚雷だった。これはソナーを使って航跡を探知し、敵艦船を追尾する仕組みだった。これら2つの「撃ちっ放し」システムを持つ魚雷により、連合国の船団は戦争終結まで苦しめられたのである。