水上艦艇 (とりわけ駆逐艦、コルベット艦、フリゲート艦) がソナーを手に入れると、潜水艦の乗組員はかつてほど悠々としていられなくなった。ソナーは第一次世界大戦の終盤に開発されたが、Uボートを駆逐するには時期的にいささか遅かった。しかし並外れた先見の明というべきか、第二次世界大戦までには多くの小型護衛艦がパッシブ・ソナーを搭載し、海中に隠れている潜水艦に爆雷を投下して撃沈するため、わずかな音も聞き逃すまいと耳を澄ますようになっていた。潜水艦がソナーに対抗するには、「無音潜行」によって余計な音を一切出さないようにするしかなかった。つまり、機関を停止し、換気を最少限に抑え、乗員は無言で祈りをささげ、敵が通り過ぎるのを待ったのだ。