労働者がナスカの地上絵を建設できるようになる。

隣接タイルの 信仰力+1。資源を含む隣接タイルの 信仰力+1。「公務員制度」の発見後は、隣接する砂漠と砂漠の丘陵タイルの 食料+1。「大量生産」の研究完了後は、隣接する平坦なタイルの 生産力+1。アピール+1。平坦な砂漠にのみ建設可能。このタイルは利用できなくなる。

ナスカの地上絵は、大地に刻まれた巨大な絵だ。紀元前500年から西暦500年の間に、ペルーで栄えたナスカ文化が作ったものとされている。しかし中にはそれより古い時代の地上絵もあり、パラカス文化の織物と共通するモチーフが使われていることから、それらはパラカス人によるものだと考えられている。地上絵は巨大だが、その工法は繊細で、地表を覆う赤茶色の砂利を取り除き、その下の白い岩の層を露出させるという方法で描かれている。ナスカの地上絵に描かれているのは、様式化された鳥、動物、人だが、さまざまな天体の動きに関連しているらしい地上絵も残っている。

地上絵が作られた目的としては、恵みをもたらす空の神々に対する雨乞いとの関連性が指摘されているが、ナスカ文化の解明が完全には進んでいないため、これは仮説の域を出ていない。他にもさまざまな説が提起されているが、信憑性に欠けるとまでは言わずとも、無理があると思われるものが多い。

地上絵の保存にとって最大の脅威は、ナスカ台地の砂漠に起きている環境変化と観光地化だ。乾燥地帯だったこの地方にも雨が降るようになれば、地上絵は文字どおり洗い流されてしまうかもしれない。また、不注意な観光客による損壊がつづけば、踏みにじられた地上絵はやがて消えてしまうかもしれない。