労働者が洋上風力発電所を建設できるようになる。

生産力+2。ターン毎の 電力+2。沿岸か湖にのみ建設可能。

潮風を体いっぱいで感じるのは気持ちのいいものだ。しかし今日、人類は単なる涼風以上のものとして潮風を利用する方法を手にしている。沖に向かって風が吹く浅瀬は、風力発電所の建設場所として申し分ない。もっとも、実際に発電所の用地として使われるようになったのは、つい最近のことだ。プロジェクトが実現し、初の洋上風力発電所がデンマークに築かれたのは、1991年のことである。だが現在、この技術は世界中に広がりつつある。

風でタービンを回して発電するという仕組みそのものは、陸地に築かれる風力発電所と同じだ。しかし、通常の風力発電所がなだらかな丘陵に築かれるのに対して、洋上風力発電所は土台を必要とする。この土台は、打ち寄せる波、海水に含まれる塩分、さらにはハリケーンなど、海がもたらすあらゆる困難に耐えられるものでなければならない。技術者たちが日夜改良に励んでいるとはいえ、こうしたタービンを設置できる立地には水深の制約がある。しかし、他の発電手段を利用しにくい沿岸の都市や集落で洋上風力発電所が生活向上に役立っていることも、また事実である。