コンセプト
文明/指導者
都市国家
区域
建造物
遺産とプロジェクト
ユニット
ユニットのレベルアップ
偉人
技術
社会制度
政府と政策
宗教
地形と特徴
資源
施設と道路
総督
歴史的瞬間
レディ・シックス・スカイ
固有能力

イシュ・ムタル・アハウ

首都から6タイル以内にある首都以外の都市は、すべての産出量+10%。設立時に労働者を得る。その他の首都以外の都市は産出量-15%。 首都から6タイル以内にいるユニットの 戦闘力+5。

概要
通常、都市を発展させるために真水が必要ですが、レディ・シックス・スカイは網の目のように張り巡らせた農場とプランテーションによって帝国の発展を目指します。
詳細説明
マヤ文明の入植計画は、他の文明とは一味違うものになるでしょう。マヤ文明は隣接する真水からではなく、農場から住宅を得ます。高級資源に隣接したタイルに都市を築くと、通常よりも高い快適性が得られます。レディ・シックス・スカイは、首都の近くに都市を集中させることを好む指導者です。ゲーム序盤は互いに遠すぎない場所に都市を築き、固有ユニットであるフルチェで守りをがっちり固めましょう。「観測所」区域を適切に配置すると、隣接する農場やプランテーションから追加の科学力が得られるので、技術の面で他の文明に先行することが可能です。この勢いを終盤まで保てばロケットを打ち上げて人類を宇宙に送ることもできますし、高い技術力を生かしてそれ以外の勝利を目指すこともできます。
歴史的背景
はるかな昔、王としてドス・ピラスを統治した女性がいたことがわかっている。彼女は男性君主が用いる称号を名乗り、確固たる発言力を持つ強力な指導者であることを示した。当時の歴史家はその名前を後世に残さなかったが、ドス・ピラスの女帝の名声はこのとおり今の世にも伝わっている。

ワク・チャニル・アハウ、すなわちレディ・シックス・スカイ (文字どおり「六の空」を意味する) は、父バラフ・チャン・カウィールの跡を継いでドス・ピラスの統治者となった。西暦7世紀後半、実質的な王位に就いた後、彼女は故郷ドス・ピラスを出てワク・カブナルへ居を移した。王たることは容易ではないが、女性であればなおさらだ。レディ・シックス・スカイはこの地域全体、とりわけワク・カブナルでの権力をより強固なものにしなければならなかった。統治者の血を引き、神に選ばれた正統な統治者であることを証明するため、彼女は現地に着いてすぐに数々の儀式を執り行った。彼女はおおむね人々から歓迎され、やがてその権威は誰もが認めるところとなった。ナランホの正式な王位に就くことはなかったが、民は彼女の名を記した記念碑を建立し、王であろうがなかろうがその統治に特別な敬意を払った。そこに描かれているのは、王族らしい高貴ないでたちで、王の風格を示すレディ・シックス・スカイである (これは意図せずして彼女への侮辱となった可能性もあるが、おそらく彼女は鷹揚な態度でこの贈り物を受け取ったことだろう)。

レディ・シックス・スカイの息子、「スモーキング・スコーレル (煙草を吸うリス)」ことカック・ティリウ・チャン・チャークは5歳で王となったが、息子に代わってレディ・シックス・スカイが統治をつづけた (なにせ子供なので、何かと忙しかったのだろう)。あらゆる賢母がそうであるように、彼女はこの時期、息子とひいては彼女に歯向かうものに軍勢を差し向け、近隣の敵対勢力を次々と打ち破った。やがて記念碑に描かれる彼女の姿は、倒した敵を落ち着き払った面持ちで見下ろす、堂々とした戦士のそれへと変わっていった。息子が10歳を迎える頃までに、彼女は幼王の名において数々の戦いを勝利へ導いた。

摂政、そして事実上の女王としてレディ・シックス・スカイが取り組んだのは、戦いと征服だけでない。彼女は宗教儀式もおろそかにしなかった。ミドカトゥンと呼ばれる儀式を、彼女はワク・カブナルの前王と同じように執り行った。

やがてレディ・シックス・スカイは、自らの新王朝を興すことを決意する。これは戦争や宗教的な模範となることで統治者としての立場を固めるだけでなく、民を一段と繁栄させることにもつながった。女性として、幼くて非力な王の母として、彼女が権力を保つにはそうすることが不可欠だったのだ。彼女は短期的な成功だけではなく、長期的な安定も図ろうとしたのである。

その後、ようやく王権を引き継いだスモーキング・スコーレルは、母レディ・シックス・スカイに倣い、ティカルなどのマヤの有力都市への外征を継続した。また、実権を譲った後もレディ・シックス・スカイは息子の側を離れず、共同統治者としてふるまった。母子の政策は一貫しており、ワク・カブナルの民や貴族はスモーキング・スコーレルとレディ・シックス・スカイの共同統治を歓迎した。

だが、レディ・シックス・スカイと民の期待に反して、スモーキング・スコーレルの治世は短かった。彼は若くして亡くなり、その息子が十分な年齢になるか十分な力をつけるまで、祖母であるレディ・シックス・スカイが再び国の舵取りをすることとなった。

レディ・シックス・スカイはそれから20年生きて西暦741年に没したが、その孫はティカルに敗れ、捕らえられて処刑されてしまう。これにより、レディ・シックス・スカイが心血を注いだ王朝は、あえなく断絶してしまったのだった。
icon_leader_default
我こそはレディ・シックス・スカイ、打ち破りし敵の上に君臨する戦士。

特性

文明

設定

アジェンダ
孤高
自国の首都の近くに都市を築こうとする。離れた場所に都市を築く文明を好み、マヤの領土の近くに都市を築こうとする文明を嫌う。
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我こそはレディ・シックス・スカイ、打ち破りし敵の上に君臨する戦士。

特性

文明

設定

アジェンダ
孤高
自国の首都の近くに都市を築こうとする。離れた場所に都市を築く文明を好み、マヤの領土の近くに都市を築こうとする文明を嫌う。
固有能力

イシュ・ムタル・アハウ

首都から6タイル以内にある首都以外の都市は、すべての産出量+10%。設立時に労働者を得る。その他の首都以外の都市は産出量-15%。 首都から6タイル以内にいるユニットの 戦闘力+5。

概要
通常、都市を発展させるために真水が必要ですが、レディ・シックス・スカイは網の目のように張り巡らせた農場とプランテーションによって帝国の発展を目指します。
詳細説明
マヤ文明の入植計画は、他の文明とは一味違うものになるでしょう。マヤ文明は隣接する真水からではなく、農場から住宅を得ます。高級資源に隣接したタイルに都市を築くと、通常よりも高い快適性が得られます。レディ・シックス・スカイは、首都の近くに都市を集中させることを好む指導者です。ゲーム序盤は互いに遠すぎない場所に都市を築き、固有ユニットであるフルチェで守りをがっちり固めましょう。「観測所」区域を適切に配置すると、隣接する農場やプランテーションから追加の科学力が得られるので、技術の面で他の文明に先行することが可能です。この勢いを終盤まで保てばロケットを打ち上げて人類を宇宙に送ることもできますし、高い技術力を生かしてそれ以外の勝利を目指すこともできます。
歴史的背景
はるかな昔、王としてドス・ピラスを統治した女性がいたことがわかっている。彼女は男性君主が用いる称号を名乗り、確固たる発言力を持つ強力な指導者であることを示した。当時の歴史家はその名前を後世に残さなかったが、ドス・ピラスの女帝の名声はこのとおり今の世にも伝わっている。

ワク・チャニル・アハウ、すなわちレディ・シックス・スカイ (文字どおり「六の空」を意味する) は、父バラフ・チャン・カウィールの跡を継いでドス・ピラスの統治者となった。西暦7世紀後半、実質的な王位に就いた後、彼女は故郷ドス・ピラスを出てワク・カブナルへ居を移した。王たることは容易ではないが、女性であればなおさらだ。レディ・シックス・スカイはこの地域全体、とりわけワク・カブナルでの権力をより強固なものにしなければならなかった。統治者の血を引き、神に選ばれた正統な統治者であることを証明するため、彼女は現地に着いてすぐに数々の儀式を執り行った。彼女はおおむね人々から歓迎され、やがてその権威は誰もが認めるところとなった。ナランホの正式な王位に就くことはなかったが、民は彼女の名を記した記念碑を建立し、王であろうがなかろうがその統治に特別な敬意を払った。そこに描かれているのは、王族らしい高貴ないでたちで、王の風格を示すレディ・シックス・スカイである (これは意図せずして彼女への侮辱となった可能性もあるが、おそらく彼女は鷹揚な態度でこの贈り物を受け取ったことだろう)。

レディ・シックス・スカイの息子、「スモーキング・スコーレル (煙草を吸うリス)」ことカック・ティリウ・チャン・チャークは5歳で王となったが、息子に代わってレディ・シックス・スカイが統治をつづけた (なにせ子供なので、何かと忙しかったのだろう)。あらゆる賢母がそうであるように、彼女はこの時期、息子とひいては彼女に歯向かうものに軍勢を差し向け、近隣の敵対勢力を次々と打ち破った。やがて記念碑に描かれる彼女の姿は、倒した敵を落ち着き払った面持ちで見下ろす、堂々とした戦士のそれへと変わっていった。息子が10歳を迎える頃までに、彼女は幼王の名において数々の戦いを勝利へ導いた。

摂政、そして事実上の女王としてレディ・シックス・スカイが取り組んだのは、戦いと征服だけでない。彼女は宗教儀式もおろそかにしなかった。ミドカトゥンと呼ばれる儀式を、彼女はワク・カブナルの前王と同じように執り行った。

やがてレディ・シックス・スカイは、自らの新王朝を興すことを決意する。これは戦争や宗教的な模範となることで統治者としての立場を固めるだけでなく、民を一段と繁栄させることにもつながった。女性として、幼くて非力な王の母として、彼女が権力を保つにはそうすることが不可欠だったのだ。彼女は短期的な成功だけではなく、長期的な安定も図ろうとしたのである。

その後、ようやく王権を引き継いだスモーキング・スコーレルは、母レディ・シックス・スカイに倣い、ティカルなどのマヤの有力都市への外征を継続した。また、実権を譲った後もレディ・シックス・スカイは息子の側を離れず、共同統治者としてふるまった。母子の政策は一貫しており、ワク・カブナルの民や貴族はスモーキング・スコーレルとレディ・シックス・スカイの共同統治を歓迎した。

だが、レディ・シックス・スカイと民の期待に反して、スモーキング・スコーレルの治世は短かった。彼は若くして亡くなり、その息子が十分な年齢になるか十分な力をつけるまで、祖母であるレディ・シックス・スカイが再び国の舵取りをすることとなった。

レディ・シックス・スカイはそれから20年生きて西暦741年に没したが、その孫はティカルに敗れ、捕らえられて処刑されてしまう。これにより、レディ・シックス・スカイが心血を注いだ王朝は、あえなく断絶してしまったのだった。