ニワトリ、キノコ、巨大な岩の板、アイスクリームを一度に見られる場所は? 答えはエジプトの白砂漠だ。オアシスの街ファラフラの郊外には、さまざまな形をした石灰岩が立ち並んでいる。
かつてこの一帯は見渡すかぎり海の底だったが、やがて陸地となり、数百万年にわたって水と風の侵食を受けた結果、奇怪な形をしたこれらの巨岩が生み出されるに至ったと考えられている。この白亜の岩は、1日のうちでもその色を劇的に変化させる。日没時にはやわらかなピンクに染まり、満月の下では神々しいほどの白さを見せるのだ。
こうした奇岩に加え、2002年に保護区域に指定されたこの白砂漠を含む国立公園は、ガゼルやフェネックギツネ、スナネコといった動物の生息地でもある。今日の白砂漠は、4輪駆動車やラクダに乗った人々が訪れる観光地になっており、不思議な光景を楽しめることからキャンプ地としても人気がある。