「ディープブルーレイク」、あるいは「マジェスティレイク」とも呼ばれるクレーターレイクは、この地の先住民であるクラマス族の聖地である。彼らの伝承によると、これは天空の神スケルと地下世界の神ラオの戦いによって生まれた湖なのだという。実際にクレーターレイクが誕生したのは約7700年前、北米大陸のカスケード山脈にある成層火山であるマザマ山が噴火によって崩壊したときである。これによって形成された巨大なカルデラ湖が、後にクレーターレイクとなった。クレーターレイクには流入河川も流出河川も存在しないため、湖水はすべて雨や雪が溜まったものである。水が完全に入れ替わるには250年ほどの時間がかかると考えられている。カスケード山脈でハイキングを楽しむ機会があったとしても、ここの水を飲むのはやめておいたほうがいいだろう。