組織が有する資源を必要に応じて効率的かつ効果的に展開すること――それが資源管理である。企業の規模が拡大し、多国籍複合企業へと発展を遂げるにつれ、資源の過剰配分を避けることの重要性も増していくが、それを実現する最善の方法は、おそらくは資源平準化――資金、在庫、人材、生産高、情報などのあらゆる資源について、過剰供給と急激な不足の両方を避けるために平準化をおこなうこと――だろう。その要諦は、資源を「対応力の蓄え」と捉えて投資をおこない、それらを必要なときに適切な形で「解き放つ」ことにある。資源管理の原則について理解が広まった1950年代以降、企業はそれまでより規模と期間が格段に大きくて利益率も高い事業に取り組むことができるようになった。