職業的な軍隊が誕生すると、それを指揮する者もプロフェッショナルとして訓練する必要が生じた (そのほうが効果的だからだが、必ずしもそれは無能な軍隊の誕生を回避するものではない)。より高度な「戦争の技術」を教え、士官を育てる場所である士官学校は、1700年代初頭、ヨーロッパで創設されはじめた。最も古いのは1720年にイギリスのウェルベックに設けられた王立陸軍士官学校であり、ここは工兵や砲兵など、軍隊の中でも特に専門的な技術を必要とする者たちを訓練する場だった。フランスでは1751年に王立士官学校が創設され、一般的な軍事教練を行う初めての場所となった。その後ほどなくして、プロイセン、ロシア、オーストリア、スウェーデン、その他ヨーロッパの小国においても陸軍士官学校が設けられ、士官が養成されることになる。また、少年の頃から戦闘技術を教えるという目的のもと、寄宿学校が設立され、イギリス (ウェルベック大学)、フランス (サン・シール陸軍士官学校)、アメリカ (バレー・フォージ・ミリタリー・アカデミーなど)、ロシア (スヴォーロフ陸軍学校)、その他の国々で大学入学年齢に達する前の士官候補生の訓練がおこなわれるようになった。