「ペーパークリップ作戦」(1949~1990) は、OSSとその後身のCIAが実施していた長期のプロジェクトで、ナチス・ドイツをはじめとする諸外国から科学者や技術者を引き抜くことを目的としていた。この作戦で引き抜かれた科学者は (主として) ロケットや核の開発計画に携わっていた者たちで、計画が中止される頃にはそうした「ロケット工学者」は1500人を超えていたとされる。普通に採用された者もいれば、恐喝されたり誘惑されたりした者もいたが、いずれにせよ彼らはアメリカ国内で働き、合衆国に貢献することを求められた。またこの作戦には、自国の技術開発促進のほかに、ソ連への人材流出を防ぐという目的もあった (ソ連でも「オソアヴィアヒム作戦」という同様の計画が実行されていた)。アメリカに渡った科学者の中で特に有名なのが、ヴェルナー・フォン・ブラウン、クルト・デーブス、フーベルトゥス・シュトルクホルト、アルトゥール・ルドルフなどである。