宇宙探検は古来から多くの人を虜にしてきた魅力的なテーマだが、地球を離れて他の惑星に移住することを人類全体の優先事項にしなければならないという考えは、今はまだ世間一般の通念ではなく、SFの舞台設定か何かに思えるだろう。しかし、この考えが市民権を得たとき、地球脱出は人類にとって責務となるかもしれない。
「地球の外に飛び出して他の惑星に進出する努力をしなければ、人類は潜在能力を開花させることができず、悪くすれば絶滅してしまうかもしれない」。これがこの考えの骨子だ。乏しくなる一方の資源をめぐる争いや地球規模の災厄による滅亡の危機など、人類に地球からの脱出を促す悲惨なシナリオは、これまでにいくつも提示されてきた。
『Sid Meier's Civilization: Beyond Earth』のように、地球外の惑星での文明建設をテーマにしたゲームもじつに魅力的だ。思考実験的な小説が好きな向きは、想像力を大いに刺激されるに違いない。地球に残った人々と地球を離れた人々との関係はどうなるのか? 未知の地球外生命体と遭遇した場合、人類は彼らと共存できるのか? こうした問いかけについて考えを深めていくことは、入植者グループの関係にどんな影響を与えるのか? どれも魅力的なアイディアであり、詳しく掘り下げる価値がありそうだ。とはいえ、それはまた別の機会にとっておこう。