地球の平均気温は上昇の一途にある。地質学的記録は地球環境の深刻な変化の兆しを示しており、気候学的研究の専門家たちは、すでに何十年も警鐘を鳴らしつづけている。だが、その努力もむなしく、彼らの警告は政策に気休め程度の影響しか与えられないでいる。地球温暖化対策とは、気候変動による最悪の結果を科学的な取り組みによって防ごうというものだ。大気中の二酸化炭素を減らして温暖化のペースを遅らせることはその一環である。また、植林やエネルギー効率の改善も、この取り組みに含まれている。
だが地球温暖化対策を全世界規模で実施することにはさまざまな障害が存在する。まず思い浮かぶのはコストだ。社会の問題意識が薄く、解決を求める声が盛り上がらないことも問題だろう。だが専門家たちは、社会が温暖化対策を求めるようになるまで待っていては、取り返しのつかない事態になるだろうと語っている。