高級資源の恩恵はご存知のとおりですが、こうした資源からさらに大きな利益を得られるようになりました。「独占と大企業」 モードでは、高級資源にまつわる「産業」を創出することによって資源に応じたボーナスを得られます。産業を「大企業」に発展させると産出はさらに伸び、経済版の傑作というべき固有の商品を作れます。最終的には資源を独占することも夢ではありません。このモードはすべての時代のゲームプレイに大きな変化をもたらしますが、ゲーム終盤ほど影響が大きくなります。

同じ種類の高級資源2つに施設を作り、かつ「通貨」を研究した文明は、その資源を扱う産業を創出できます。宗主国である場合は、都市国家の資源も保有しているものとして扱われます。産業を創出するには、施設を建設済みの高級資源があるいずれかのタイルで労働者の行動力を1消費します。産業は1つの都市に同時に1つしか存在できません。

産業は大商人ポイントをもたらすだけでなく、施設を作った資源に応じて創出都市にボーナスを発生させます。
琥珀: 信仰力の産出+25%。
柑橘果物: 軍事ユニットの 生産力+30%。
カカオ: 人口の成長+20%、 住宅+3。
コーヒー: 文化力の産出+20%。
綿: 軍事ユニットの 生産力+30%。
ダイヤモンド: ゴールドの産出+25%。
染料: 信仰力の産出+25%。
毛皮: 民間人ユニットの 生産力+30%。
石膏: 建造物の 生産力+30%。
ハチミツ: 人口の成長+20%、 住宅+3。
香料: 信仰力の産出+25%。
象牙: 軍事ユニットの 生産力+30%。。
ヒスイ: ゴールドの産出+25%。
大理石: 建造物の 生産力+30%。
水銀: 科学力の産出+15%。
オリーブ: 民間人ユニットの 生産力+30%。
真珠: 信仰力の産出+25%。
塩: 人口の成長+20%、 住宅+3。
絹: 文化力の産出+20%。
銀: ゴールドの産出+25%。
香辛料: 文化力の産出+20%。
砂糖: 人口の成長+20%、 住宅+3。
茶: 科学力の産出+15%。
タバコ: 軍事ユニットの 生産力+30%。
トリュフ: ゴールドの産出+25%。
ウミガメ: 科学力の産出+15%。
鯨: 軍事ユニットの 生産力+30%。
酒: 文化力の産出+20%。

「経済学」を研究し、同じ種類の高級資源を少なくとも3つ確保し、その資源を扱う産業を創出したら、次はいよいよ大企業の創設です。大企業の創設には、労働者でなく大商人が必要です。大企業が創設されると大商人は引退します。大企業は産業の施設がある場所にしか創設できません。産業と同様、大企業は対応する高級資源に応じたボーナスをもたらしますが、このボーナスは産業の2倍になります。大企業には好きな名前をつけることもできますし、ゲームが自動的に決めてくれる名前を採用することもできます。

大企業は高級資源1種類につき全世界で1社しか存在できません。他のプレイヤーが同じ高級資源をより多く支配した場合、大企業は「廃業」に追い込まれることがあります。現存する大企業と同じ資源をより多く支配したライバルは、自身の大企業を創設できるようになります。新たな大企業が創設されると、既存の大企業は取り除かれます。

特定の高級資源を扱う大企業を創設すると、独自の商品を開発できるようになります。いわばブランド品です。この商品は傑作に似ていますが、美術館ではなく証券取引所と港湾の建築物に新設される専用の傑作スロットに入ります。この傑作スロットに商品を入れると産業に恩恵がもたらされ、高級資源の種類に応じたボーナスがその都市に発生します。適切な傑作スロットがあれば、商品はどこの都市にでも動かせます。

自由な競争があってこそ資本主義は栄えるのかもしれませんが、海千山千の商人は競争相手を締め出す方法を知っています。同じ種類の高級資源を全世界に存在する量の60%以上支配すると、その資源を独占したことになります。独占は支配下にある資源の数に応じた 観光力を所有プレイヤーにもたらします。独占された資源を1つも持たない外国文明の数に応じて、観光力はさらに変動します。また、独占はターンごとに ゴールドを産出します。最初は1ターンあたりゴールド+5ですが、同一資源を75%以上支配すると+10、すべて支配すると+25になります。さらに、独占を達成したプレイヤーがその時点で交易路を伸ばしている主要文明ごとに、毎ターン ゴールド+5が得られます。「重商主義」を研究すると、世界中に存在する高級資源の合計数と、その時点における各プレイヤーの支配率を確認できるようになります。複数の高級資源を独占することも可能ですが、それはさすがに欲張りすぎというものではないでしょうか？