「空港」という言葉は本来、飛行機やヘリコプター、飛行船などの空を飛ぶ乗り物が離着陸する場所全般を指す。しかし一般的に人々がこの言葉を聞いて連想するのは、旅客やビジネス客を乗せる飛行機が集まり、長い滑走路や管制塔、格納庫、ターミナルビル、緊急用施設、それに駐車場などが一体となっている場所だろう。そしてなにかとせわしない人類は、この空港という場所を都市の風景に欠かせないもののひとつとした (もっとも最近では騒音や環境汚染などの影響から、市街地から離れた場所に築かれるケースがほとんどだが)。1930年より前に作られた空港は、滑走路が500mにも満たない小さな離着陸場といった趣のものが多かったが、1939年にニューヨークに建設されたラガーディア空港は、1ヶ月で25万人近い乗客が利用する場所となった。最近の統計によると、現在世界で最も利用者が多いのはアトランタのハーツフィールド国際空港で、2011年の1年間で9200万人以上が利用したと記録されている。