現代のショッピングモールは、古代ローマの公設市場の延長線にあるといえるだろう。焼きたてのスナック菓子の手に入りやすさは、昔とは比べ物にならないが。
モール、つまりアーケード街には、さまざまな種類の商店が集まっている。19世紀のダマスカスにあったアル=ハミディヤのスークなどは、実質的には屋根のついた市場だった。一方、サンクト・ペテルブルクのゴスチーヌイ・ドヴォールは、1785年にはすでに「典型的な」モールの原型を形作っていた。
20世紀の中頃までには、現在のような集約型のショッピング施設が登場していた。ウィスコンシン州アップルトンにバレー・フェア・モールがオープンしたのは1955年のことであり、スウェーデンのルレオにも同じ年にモールが誕生している (建築家のラルフ・アースキンが設計したことで有名)。フローズンヨーグルトのスタンドが現れたのは、それから間もなくのことである。